@余暇運用(民間目標)
その点、「高齢者」が一番興味を持っているのは「グルメ」「ゴルフ」(これらの活動を「余暇運用」と名付ける)です。この要求に、「フランス調理師協会」「イタリア調理師協会」「セントアンドリュース・ゴルフ協会」の協力を得られることになりました。それをベースに「余暇運用」の機会を作りたい。それは、日本人が尊敬する海外に権威の源(本部)がある「協会」活動を通しての「誇り」を持ち、それぞれの「協会」の店や施設を、随時「割引利用」出来るシステムを作ることです。(この「余暇運用」は民間目標としたい)
勿論、実際の活動は「グルメやゴルフ」だけでなく、他の趣味やボランティアを含めた一般的に「シニア活動」を取り入れることを考えています。今までのように唯単に「老人クラブ」「敬老会」では、最近の「元気の良い」シニアは集まりにくいものです。

A生涯運用(政治目標)
一方、先主国アメリカを見ると、3,600万人の会員数を誇り、50歳以上の45%が入会するという大きい組織(NPO)である「全米退職者協会」(AARP)がその役割を果たしております。
このような組織を日本で作ることが目標です。(これらの活動を「生涯運用」と名付ける)
その他、民間と同時に政治が取り組むべきこの活動の一つのシンボルとして、アメリカで5,000ヶ所(大きいものは20,000人の人口)あり、ヨーロッパ各国では「スペイン」を中心に沢山の施設が作られていると言われる「シニア・タウン」(リタイアメント・タウン)の建設があります。
アメリカ人の退職後の夢は、「フロリダ」等の暖かい場所で医療やスポーツ施設を完備した「シニア・タウン」で暮らすことです。
最近日本では老後に物価の安い「タイやマレーシア」に移住したいとの希望が多いようですが、折角これまで国に貢献されたこれらシニアを「棄民」するのではなく、「沖縄」等の温暖な地でタイやマレーシアと同じ低物価の「タウン」を作るべきです。
「特区」として東南アジアの低賃金の人材(医師や看護士、サービスマン)を導入し、日本国内に「タイ・マレーシア」の「街」を建設する計画です。日本のシニアも同じ仲間と終日好きな「釣り」「テニス」「ゴルフ」に熱中したい筈です。
滞在施設は「賃貸用」と「分譲用」に分かれ、利用は「短期滞在」と「長期滞在」となります。
「短期滞在」は寒い11月から3月までの数ヶ月単位等とします。(この「生涯運用」を政治目標としたい)
基本は「シニア・アクティブ世代」の60歳から74歳まで「年金支給額」と「資産運用益」で夫婦が充分暮らせるもので、家賃3万円(短期滞在)、分譲500万円(長期滞在)が目標です。タウン内の多くの作業は「共同ボランティア」として協力して経費を節減します。その「タウン」には「ゲスト・ハウス」を作り、「JAL」「ANA」等の協力(政府補助も考える)で「割安航空券」を提供してもらい、手軽に家族を含めて往来が出来るシステムの確立を目指す必要があります。
これらの計画は民間が手掛けても採算が合い、必ず大手「不動産会社」や「リース会社」が積極的に取り組む筈です。
これらの計画には国や政府のリーダーシップが必要であり、如何に民間の力をこの分野に取り入れるかがポイントです。

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